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長坂神社の獅子頭

ながさかじんじゃのししがしら

概要

長坂神社の獅子頭

ながさかじんじゃのししがしら

木像 / 室町 / 富山県

富山県氷見市

室町時代頃

木製、表面黒漆塗り、内面朱漆塗り

奥行58.0cm、幅37.5cm、重さ7.9㎏

1点

富山県氷見市本町4番9号

昭和60年3月1日指定、氷見市立博物館保管

長坂神社(氷見市長坂)

氷見市指定文化財(工芸品)

氷見市長坂の長坂神社に伝存する獅子頭で、室町時代頃のものと推測される。扁平長大なその形状から「龍頭獅子」とも称される。表面は黒漆が、内面は朱漆が施されており、目は黒漆に金彩が残る。右耳を欠損するが、現存する左耳は立耳である。左右非対称で、上下それぞれ十七本ずつ刻まれた歯はいずれも粗い。
この獅子頭は、氷見市内で広く行われている春秋の祭礼に伴ういわゆる祭礼獅子とは異なり、神輿の先導役をつとめる行道系の獅子頭と考えられる。富山県内には、神輿渡御の先導役を務める行道系の獅子頭が点在している。これらは、頭部と鼻がほぼ同じ高さとなること、目玉が大きく上を向くこと、粗い歯並びを持つことなどの特徴を持ち、いわゆる「箱獅子」に類型化される。
長坂近隣の吉岡の北山主神社には同じく行道系の獅子頭「箱獅子」が伝存する。長坂と吉岡はいずれも能越国境にそびえる山岳信仰の拠点、石動山の東南麓に所在しており、いずれの獅子頭も石動山信仰に関連する祭礼、神事の際に用いられたものと考えられる(氷見市立博物館2012『氷見の獅子舞』)。

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