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絵葉書「高岡市街(名木七本杉通り)」

えはがき「たかおかしがい(めいぼくしちほんすぎどおり)」

概要

絵葉書「高岡市街(名木七本杉通り)」

えはがき「たかおかしがい(めいぼくしちほんすぎどおり)」

その他 / 富山県

棚田書房

たなだしょぼう

富山県高岡市

発行:大正7~昭和7年(1918~32)頃,撮影:昭和2年(1927)11月18日まで/年頃

紙・印刷

縦8.9cm×横14.0cm

1葉

富山県高岡市古城1-5

資料番号 1-05-141

高岡市蔵(高岡市立博物館保管)

高岡市の末広町通りの様子がうかがえる絵葉書。道路の右側には和洋菓子店の看板など、いくつかの商店が軒を連ね、写真中央には七本杉が立っている。下部には青字で「高岡市街(名木七本杉通り)/棚田書房発行」とある。未使用。


<高岡の七本杉>
 欽明天皇(531~562)の頃に植えられたものとされ、根元から七本の枝が天に向かって伸びていたため「七本杉」と呼ばれた。古来より人々の間では大木には神霊が宿り、うっそうと茂る杉枝の上には天狗がいるともいわれた。七本杉は、樹齢千数百余年・高さ47m・周囲18mの巨木であった。明治31年(1898)には高岡駅(当時は射水郡下関村)が新設され、現在の駅前の末広町通りは交通の要路となっていくが、この七本杉によって交通妨害などを引き起こしたため、昭和2年(1927)11月18日に伐採された。なお伐採作業は毎日12人の人夫を使い2週間を費やしたといわれている。またこの七本杉は全国銘木類抄にも掲載され、明治44年(1911)、七本杉は全国一の古木であることが立証されている。
(『高岡史話-庶民の歴史-』上巻、高岡史談会、1964年)

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キーワード

高岡 / 絵葉書 / 発行 / 棚田

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