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眼科新書(五巻、付録)

がんかしんしょ ごかん、ふろく

概要

眼科新書(五巻、付録)

がんかしんしょ ごかん、ふろく

歴史資料/書跡・典籍/古文書

巻一~巻五:杉田立卿訳 石川大浪画 プレンク(プレンキ)著 付録:杉田立卿検閲 松田芹斎編 平安書肆廣文堂

江戸時代 巻一~巻五:文化12年(1815) 付録:文化13年(1816)

紙本墨刷 一部色刷

各 横17.7 縦25.1

6冊

オーストリア・ウィーンの医師ヨゼフ・プレンク(Joseph Jacob Plenck, 1735-1807)が著した"Doctrina de Morbis Oculorum"(1777年初版、ラテン語版)を、オランダ・ロッテルダムのプロイス(Martinus Pruys, 1752-1830)が蘭語訳した"Verhandeling over de Oogziekten"(1778年初版)を、さらに重訳した和訳本である。本書は、杉田立卿(1786-1846)が翻訳した巻一から巻五と、その門人である松田芹斎が編集した付録からなる。全体で118の病例を解説したもので、巻一には石川大浪(1765-1817)の描いた眼球略図(全11図)や、巻五巻末には大槻玄沢(1757-1827)の跋が収められる。西洋の本格的な眼科学を日本に広めた書として高く評価される。

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