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日新除魔図

にっしんじょまず

概要

日新除魔図

にっしんじょまず

絵画

葛飾北斎筆

江戸時代 天保13~14年(1842~43)

紙本墨画

各 縦13.0~40.2 横13.5~40.3

219枚

重要文化財

北斎は83歳を迎えた天保13年(1842)から翌14年にかけて、「日新たに魔を除く」ことを願い、ほぼ毎朝、獅子や獅子にゆかりのある人物などを日課として描いた。注文に応じて制作した作品とは異なり、画家本人が厄除けのために描くという非常にプライベートな性質の資料としても、極めて高い価値をもつ。半紙に表された小型の獅子図は、国内外のコレクションに点在し、そのなかでも九州国立博物館は219枚という最もまとまった数を収蔵する。これは、88歳になった北斎が信州松代藩士・宮本慎助に贈ったものとして知られる。なお、宮本氏に贈呈する際に北斎が付け加えた「宝珠図」や「長寿の薬法」も、北斎の遊び心をうかがわせる資料として興味深い。

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キーワード

北斎 / 葛飾 / 描く / 天保

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