布袋図
ほていず
概要
布袋図
ほていず
江戸時代・17世紀
紙本墨画
本紙 縦98.6 横30.1
1幅
銘文:「我有一布袋/虚空無 礙/展開遍十方/入時観自在/布袋師自作/天祐書」 ; 落款「天祐書」、朱文壺形印「天祐」、白文方印「紹杲」 ; 「采女」
長い杖と大きな袋に歯を見せ笑う典型的な布袋(ほてい)の姿を描く。限られた筆数で的確にかたちを捉えており、席画(せきが)(人前で即興で描くこと)であった可能性もある。狩野探幽は江戸時代前期に江戸で活躍した絵師で、右下の印「采女(うねめ)」は探幽が青年期に使用した幼名。