丹波山のお松引き
たばやまのおまつひき
概要
丹波山のお松引きは、山梨県北都留郡丹波山村に伝承される正月行事で、正月に各家で飾っていた門松を集めて大きな山車を作り、集落境にある道祖神場まで引いていき、その年に迎えた年神を送る。山車は、二股の木ゾリを土台にして、その上に丸太で櫓を組み、門松を積み重ね、全体に竹をさし立て覆った形態をとる。山車の正面には、その年の干支飾りと引き綱がつく。山車は、丹波地区の住民を中心に引かれ、木遣り歌やお囃子とともに進み、その途中では、縁起物の餅やミカンなどが撒かれる。