菊菖蒲鼈甲花簪
きくにしょうぶべっこうはなかんざし
概要
鼈甲製、徳利足で、菊と菖蒲を表した花簪。胴を透かして足先を繋いだような形状の簪は、『守貞謾稿』では「中差徳利形」と記され、江戸では従来からあって京阪では見ないという。また『玳瑁亀圖説』によると江戸で文化年間に発生し、幕末には「光輪足」とも呼ばれている。外箱に大正十一年五月九日の墨書があり、笄135と揃いである。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
きくにしょうぶべっこうはなかんざし
鼈甲製、徳利足で、菊と菖蒲を表した花簪。胴を透かして足先を繋いだような形状の簪は、『守貞謾稿』では「中差徳利形」と記され、江戸では従来からあって京阪では見ないという。また『玳瑁亀圖説』によると江戸で文化年間に発生し、幕末には「光輪足」とも呼ばれている。外箱に大正十一年五月九日の墨書があり、笄135と揃いである。花柳章太郎(1894~1965)の旧蔵品で平成15年(2003)に遺族の青山久仁子氏より国立劇場へ寄贈された。
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