倣仁清菓子器
ほうにんせいかしき
概要
伊藤家愛蔵品。茶の湯の主菓子を盛るための菓子鉢。江戸前期の京焼の始祖・野々村仁清に倣った優雅な色絵陶器である。全体に薄造りで、器肌に白い釉薬を掛け、青紫色の鱗文に金彩の縁取りを施す。この龍や蛇の鱗に似た三角文様は、「厄除招福」の吉祥文様である。高台内には「陶山」の銘印を捺す。陶山は慶応3年(1867)京都祇園に開窯。色絵釉薬の発明や染付の改良に尽力し、パリ・シカゴ万国博で受賞。明治32年緑綬褒章を受章。大正6年帝室技芸員。
ほうにんせいかしき
伊藤家愛蔵品。茶の湯の主菓子を盛るための菓子鉢。江戸前期の京焼の始祖・野々村仁清に倣った優雅な色絵陶器である。全体に薄造りで、器肌に白い釉薬を掛け、青紫色の鱗文に金彩の縁取りを施す。この龍や蛇の鱗に似た三角文様は、「厄除招福」の吉祥文様である。高台内には「陶山」の銘印を捺す。陶山は慶応3年(1867)京都祇園に開窯。色絵釉薬の発明や染付の改良に尽力し、パリ・シカゴ万国博で受賞。明治32年緑綬褒章を受章。大正6年帝室技芸員。
文化庁 〒602-8959 京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4 メール:online@mext.go.jp
共同運営NII Powered by GETA (C) The Agency for Cultural Affairs