旧綱ノ瀬橋梁及び第三五ヶ瀬川橋梁 旧第三五ヶ瀬川橋梁
キュウツナノセキョウリョウオヨビダイサンゴカセガワキョウリョウ キュウダイサンゴカセガワキョウリョウ
概要
延岡と日之影を結んだ,日之影線(のち,高千穂鉄道)の鉄道橋で,同線開通の昭和14年までに竣工した。
旧綱ノ瀬橋梁は,橋長約418mで大小のコンクリートアーチからなる。五ヶ瀬川支流の綱ノ瀬川にかかる大アーチは,鉄道橋として当時最大の支間(スパン)45mで,その前後に42連の小アーチを連続する。旧第三五ヶ瀬川橋梁は,橋長約268mで,鋼製トラス橋と我が国初の連続方杖ラーメン等からなる。
鋼材使用が制限される中,鉄道省が最先端の技術を駆使して,完成したもので,近代コンクリート構造物の技術的到達点の一つを示す。