金銅雲竜文飾金具
コンドウウンリュウモンカザリカナグ
概要
銅板製で、鏨(たがね)彫りにより文様を表し鍍金(ときん;金メッキ)を施したもの。金銅製の飾金具は、遼(りょう)時代の墳墓の棺や木帳(もくちょう;納棺厨子)に付けられたものが報告されている。本品もこのような墳墓出土品と思われるが、明確な使用部位は明らかにし得ない。 文様は竜と雲の組合わせで、中国工芸に通有の意匠であるが、雲文が形式化して唐草状になる。同様の表現は遼・金や高麗など中国東北部から朝鮮半島にかけての工芸意匠に事例が多い。
コンドウウンリュウモンカザリカナグ
銅板製で、鏨(たがね)彫りにより文様を表し鍍金(ときん;金メッキ)を施したもの。金銅製の飾金具は、遼(りょう)時代の墳墓の棺や木帳(もくちょう;納棺厨子)に付けられたものが報告されている。本品もこのような墳墓出土品と思われるが、明確な使用部位は明らかにし得ない。 文様は竜と雲の組合わせで、中国工芸に通有の意匠であるが、雲文が形式化して唐草状になる。同様の表現は遼・金や高麗など中国東北部から朝鮮半島にかけての工芸意匠に事例が多い。
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