亀山八幡の祭りはやし行事
かめやまはちまんのまつりはやしぎょうじ
概要
1 行事の次第
・例祭日の午後、上・中・下の3庭は亀山八幡の鳥居前に集合する。
・宮上がりは、中庭・上庭・下庭の順である。
・拝殿で神輿を迎え、御旅所(下庭荒神社)への渡御は、上庭・中庭・神輿・神主・巫女・下庭となる。
・御旅所よりの還御は、中庭・上庭・神輿・神主・巫女・下庭である。
・鳥居のところで解散する。
各庭は定められた時・場所で、定められたはやしを奏する。
2 行事の編成
(1) 編成 ( )は、個数を示す
・大太鼓(1)
各庭在住の小学生男子で希望する者2人。2人は向かい合って大太鼓を中心に舞い廻りながら、両手に持った「拍子木」で横から叩く。高学年から大太鼓、小太鼓、鉦摺りの順に割り当てる。昔は長男のみであった。大太鼓は、鳥居、幕などで櫓を飾り付けた台車にのせられている。
・小太鼓(3)
各庭在住の小学生男子で希望する者3人。1人が1個の小太鼓を両手に持った拍子木で上から叩く。小太鼓は、御幣、幕などで飾り付けた台の上に3個並べて側面を上に固定されている。運搬は大人2人が台の両端を持って行う。
・鉦摺り(2)
各庭在住の小学生男子で希望する者2人。小太鼓の両側で、両手に鉦を持って摺合わす。
・笛(15以上)
各庭在住のはやしの経験者15人以上。はやしの統括、指導をする。曲のリードをする。傘袋の下で奏する。
・傘袋(1)
青・赤・白・黄・紫などの5色を原則としている。傘の上部に傘鉾と御幣を飾り付ける。
・鬼(2(雌雄))
はやしの先祓い、警護をする。2.5メートルほどの青竹の棒を持つ。青竹の上部3分の1を六つに割っている。竹で地をつき、先で払う。毎年新調しトンドで焼く。かつては六角棒であった。鬼面は、各庭4面有している。庭によって神社用と家廻り用、木面と張子面などの別がある。午前中は氏子各家を廻り、お祓いをする。
はやしが社殿で神輿を迎えてからは、各庭の雄鬼3は神輿道行きの先祓い、警護にあたり、雌鬼3は各はやしに付く。
(2) はやしの曲
・上庭 ①向居拍子 ②カコカ ③コチャゲ ④ヤホハ ⑤ホハホ ⑥下リハ ⑦降リ
・中庭 ①一番 ②二番 ③三番 ④四番 ⑤下り端 ⑥下り
・下庭 ①向居拍子 ②カコカ ③コチャゲ ④ヤホハ ⑤ホハホ ⑥下リハ ⑦降リ