絵葉書「越中義経雨晴シ」
えはがき「えっちゅうよしつねあまはらし」
概要
絵葉書「越中義経雨晴シ」
えはがき「えっちゅうよしつねあまはらし」
たなだしょぼう
富山県高岡市
明治40~大正6年頃/1907~17年頃
紙・モノクロ印刷
縦9.1cm×横14.0cm
1葉
富山県高岡市古城1-5
資料番号 1-05-215
高岡市蔵(高岡市立博物館保管)
義経岩を近景に、女岩を遠景におく写真絵葉書である。避暑であろうか、十数人の人々がみられる。
記載事項は表面(通信面)に右読みで「郵便はかき」、「UNION POSTALE UNIVERSELLE.」(仏語:万国郵便連合)、「CARTE POSTALE」(仏語:葉書)。そして下部の三分の一辺りに点線(1/3線)があり、その下にのみ通信文が書ける時代(明治40~大正6年)の型式をもつ。
裏面(写真面)には、「越中義経雨晴シ」「PARTICULAR PRODUCTIONS AT TAKAOKA.」「(高岡市棚田書房発行)」とある。
未使用。
【棚田書房】
高岡木舟町の老舗「棚田薬局」は享和3年(1803)の創業である(『企画展 高岡の老舗』当館,2004年)。この店がいつこのような絵葉書などを発行する書籍・出版業を始めたのかははっきりしない。明治25年(1892)発行の『日本全国商工人名録』には、「内外薬種売薬商 并絵具染料医用器械洋酒類 棚田喜作」とあり、昭和2年(1927)の『高岡市商工人名録』には、「薬品売薬書籍計量器販売業 (営業収益税額)一八、四四 木舟町一三 (振替口座番号)東京六五〇六 (電話番号)一三 棚田 喜作」とある。
所蔵館のウェブサイトで見る
高岡市立博物館