賢劫経巻第一(光覚願経)
ケンゴウキョウカンダイ1(コウカクガンキョウ)
概要
天平宝字五年(761)、僧光覚(こうかく)が、多くの信者(知識)から浄財を集めて書写した一切経の零巻。奥書に「奉為皇帝后」とあり、淳仁天皇および同天后のために書写せしめられたものであることが知られる。料紙は、黄麻紙を用いるが、繊維の叩解(こうがい)が不十分な上、厚さもきわめて薄い粗野なものである。また、書風も整ったものとはいえず、当時の知識経の一つのあり方を示すものとして興味深い。巻首を欠損する。
ケンゴウキョウカンダイ1(コウカクガンキョウ)
天平宝字五年(761)、僧光覚(こうかく)が、多くの信者(知識)から浄財を集めて書写した一切経の零巻。奥書に「奉為皇帝后」とあり、淳仁天皇および同天后のために書写せしめられたものであることが知られる。料紙は、黄麻紙を用いるが、繊維の叩解(こうがい)が不十分な上、厚さもきわめて薄い粗野なものである。また、書風も整ったものとはいえず、当時の知識経の一つのあり方を示すものとして興味深い。巻首を欠損する。
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