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北廓月の夜桜

ほっかくつき よざくら

概要

北廓月の夜桜

ほっかくつき よざくら

絵画 / 江戸

歌川国貞(三代豊国)筆

江戸時代・19世紀

横大判 錦絵

1枚

 北廓(ほっかく)とは、幕府公認の遊郭・吉原のことです。中央に、満開の桜が見え、たくさんの人で賑わっています。左右上部の大きな提灯に「大門」という字が見えますが、手前に大きく描かれているのが、吉原への出入り口。中央に見える「仲の町」という字は、大門から一直線にのびたこのメイン・ストリートの名前です。250メートルほどの通りに沿って、旧暦の3月3日にあわせて咲くように、根をつけたままの桜が毎年移植されました。ずらりと並ぶ満開の桜と山吹、そして満月。これだけ大勢の人が引き寄せられてくるのも納得できる華やかさです。この時期は遊ぶのにも特別料金がかかったようで、吉原にとっては一大イベントだったのでしょう。
 作者の歌川国貞は、大門を手前に大きくとらえ、通りの両側の遊郭の軒に遠近感をもたせて、奥行きのある空間を生み出しています。花街の喧噪は夜が更けるまで延々と続いていくようです。

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キーワード

吉原 / Yoshiwara / / 仲の

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