文化遺産オンライン

風鳶図巻

ふうえんずかん

概要

風鳶図巻

ふうえんずかん

絵画 / / 中国

翁同龢筆

制作地:中国

清時代・光緒17年(1891)

紙本淡彩

(本紙)20.2×148.2

1巻

銘文: 風鳶図 ; 辛卯二月七日、戯仿青藤道人筆、是日雪大風、瓶居士 ; 鈐印「翁」 ; 叔平 ; 汪澗 ; 呉俊卿 ; 鑑蔵印「會在林朗庵處」 ; 林朗庵収藏印 ; 志超珍賞 ; 宗穀翰墨 ; 定静堂 ; 志超鑑藏 ; 志超墨縁 ; 寶宋室

翁同龢【おうどうわ】、字は叔平、号は松禅、瓶笙、瓶庵居士など。咸豊6年(1856)の進士で、翰林院修撰を授けられ、同治帝、光緒帝、二代の師としても知られる大官。光緒帝は西太后の手を離れて、光緒15年(1888年)より親政をはじめ、光緒20年(1894年)には日清戦争がおこった。『翁同龢日記』によれば、この日北京は前日からの大雪に見舞われ、朝方に降りやんだという。紫禁城から退朝する際、翁同龢は階段で足を滑らせ転んでしまったという。その後邸宅に帰って描いたのが本図である。風のなかに凧あげをする子供たちの姿は、まことに平和な日常そのものである。(20110308_h21)

風鳶図巻をもっと見る

翁同龢筆をもっと見る

東京国立博物館をもっと見る

キーワード

/ / 静堂 / 鈐印

関連作品

チェックした関連作品の検索