白衣観音図軸
びゃくえかんのんずじく
概要
本作の、清らかな水の流れに顔をむけ、松籟(しょうらい)を聴く観音の姿は、あたかも自らの内面のなかに豊かな丘壑(きゅうがく)を求める士大夫の理想像が投影されているようです。内省的な表現と繊細な描写からも、元時代の優品と考えられます。
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