ナマコドーリの苞
なまこどーりのつと
概要
長さ53cm 宮城県気仙沼市。 小正月の行事として広く見られるナマコドーリにつかわれた藁製の苞です。ナマコドーリは子どもたちが唱えごとをしながら、なまこを入れアワビの貝殻をつけた藁苞<ワラヅト>を地面にたたきつけます。このとき「ナマコドーリのお通り、銭と金もうかった、商売繁盛するように、蔵の七つも立つように、もひとつおまけにどっこいしょ」と唱えます。ナマコは畑を荒らすモグラが嫌い、畑から逃げ出すという言い伝えから、豊作祈願としてこの行事が行われています。