西川オルガン
にしかわおるがん
概要
2000年に郷土館において所蔵しているオルガンを修復したところ製造番号が見つかり、日本で最初のオルガンメーカーである西川製で、当時として日本で最も古い1905年(明治38年)に製造されたものであると判明した。当時オルガンを購入するのは教会や学校などで、個人で購入することは異例であり、岩内町は新しい文化や芸術を積極的に取り入れる風土があったことが伺える。また、製造後110年以上が経過しているが本体に歪みもなく、楽器上部の飾りや足部の装飾に彫刻が施され、鍵盤が61個、音色を変えるレバーが11個もある最高級仕様のオルガンであり、芸術的に非常に価値が高いものである。