ニッカウヰスキー余市蒸溜所施設 貯蔵棟
にっかういすきーよいちじょうりゅうじょしせつ ちょぞうとう
概要
日本のウイスキーの父と呼ばれる竹鶴政孝(たけつるまさたか)が創業したウイスキー蒸溜施設。原材料の加工から仕込み、発酵、濾過、蒸溜、貯蔵まで、昭和12年代に建設された我が国最初期のウイスキー製造にかかわる施設が一連で残されている。北海道における近代産業遺産として歴史的に価値が高い。ヨーロッパ中世の城砦をイメージさせる事務所棟の正門や、赤いとんがり屋根と石造の外壁が特徴的な乾燥塔や貯蔵庫、ドイツ壁仕上げの木造洋館など、敷地内に分散する施設群を、調和のとれた外観で整えることも特筆される。