豊田式汽力織機
とよだしききりょくしょっき
概要
豊田佐吉が1896年に発明した、日本初の動力織機です。一人で3〜4台も運転でき生産性が従来の20倍にも高まり、織物品質も飛躍的に向上しました。木鉄混製の安価で堅牢な構成とし、ドイツのハルトマン社製の動力織機が872円であったのに対し、38円という価格であったため、全国に広く普及して日本の綿織物業の発展に貢献しました。
展示機は、1899年に製作され、遠州地区で稼動していたものを1966年に収集して、完全に元の状態に復元しました。現存する日本最古の動力織機で、2011年に日本機械学会より機械遺産に認定されました。
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トヨタ産業技術記念館