豊田式鉄製広幅動力織機(N式)
とよだしきてつせいひろはばどうりょくしょっき(えぬしき)
概要
豊田佐吉が1914年に完成させた織機です。新たに発明した、たて糸の張力を一定に保つ積極的「ウォーム歯車式たて糸送り出し装置」装着し、たて糸切れをさらに減少させ、織物品質を一層向上、均質化させました。機械性能の良さに加え、第一次世界大戦後の輸出用広幅織物の需要増加に大きく寄与しました。
展示機は、1914年に製作されて以来、遠州地方で使用されていたものを、1987年に収集して完全に元の状態に復元しています。
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トヨタ産業技術記念館