木造勝軍延命地蔵菩薩立像 附 棟札等十八点
もくぞうしょうぐんえんめいじぞうぼさつりゅうぞう つけたり むなふだとうじゅうはちてん
概要
木造勝軍延命地蔵菩薩立像 附 棟札等十八点
もくぞうしょうぐんえんめいじぞうぼさつりゅうぞう つけたり むなふだとうじゅうはちてん
愛知県
江戸時代中期/不明
一木造で、顔立ちはややふくよかで、柔らかい表情である。胴部は、内衣に肩甲や胸甲などの甲を身に着け、左肩から右脇腹にかけて袈裟をまとっている。手には籠手を着け、袴を身に着けて獣皮(じゅうひ)の脛当てを装着し、沓を履いている。右腕を曲げて腰上あたりで宝珠を保持し、左手を額の高さまで上げて錫杖を持っている。宝珠や錫杖など持物、装身具が良好な状態で確認され、全体は極彩色に塗られている。
像高85.1㎝ 、錫杖高104.0㎝、岩座幅53.1㎝
1躯 附 18点
愛知県愛西市西條町二町田35番地
愛西市指定
指定年月日:20190215
西條町
有形文化財(美術工芸品)
伝来する縁起によると伝教大師の作とされる。滝大膳之丞と修理之輔の兄弟が八幡大菩薩に帰依し、この地に勧請した際、さらに勝軍延命地蔵大菩薩を併せて安置したとされる。後に地蔵堂を造り、本像を安置したとされている。