般若寺 木造地蔵菩薩坐像
はんにゃじ もくぞうじぞうぼさつざぞう
概要
般若寺 木造地蔵菩薩坐像
はんにゃじ もくぞうじぞうぼさつざぞう
山口県
南北朝時代/南北朝時代
ヒノキ材
〔本躰〕
円頂。耳朶は環状にあらわし貫通する。三道相をあらわす。覆肩衣、衲衣を着ける。覆肩衣は背後から右肩に懸かり右腕を覆い、右肘内側ではその一部を衲衣にたくし込む。衲衣は左肩から背面をおおい、右肩に少しかかって右腋下・腹前をわたり、左肩に懸かる。その衣端は、左肩正面で小さな強い折り返しを表し背面に垂れる。両手とも屈臂し胸辺にあげる。左手は掌を仰ぎ五指を軽く曲げ、掌上に蓮台付き宝珠を載せる。右手は掌を内側に向け五指を軽く曲げて錫杖を握る。右足をわずか前方に外して安坐する。胸飾、瓔珞を付ける。
(単位:cm)
像高 46.0 頭頂‐顎19.0 面幅 10.2
耳張 12.9 面奥 14.7 胸厚 13.6
肘張 28.1 腹厚 17.1 膝張 39.0
膝奥 34.5
1躯
山口県熊毛郡平生町大字宇佐木1166番地
平生町指定
指定年月日:20130529
宗教法人 般若寺
代表役員 福嶋保将
有形文化財(美術工芸品)
一.般若寺本坊本尊として安置される。
二.寛保元年(1741)成立の『當山由来■(殸+止)』(般若寺蔵)には
「一 寺本尊延命地蔵一躰弘灋大師御作」
とある。