祝森村絵図
いわいのもりむらえず
概要
祝森村絵図
いわいのもりむらえず
歴史資料/書跡・典籍/古文書 / 絵図・地図 / 江戸 / 愛媛県
江戸時代後期
紙本着色
227.0cm×446.0cm
1舗
愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
愛媛県歴史文化博物館
宇和島藩が祝森村(愛媛県宇和島市)を測量して作製した絵図。祝森村は、宇和島城下から南約4㎞、来村川上流域に位置する。宇和島藩の「大成郡録」によると、田が85町8反余り、畑が18町7反余り。本図からも細く入り込んだ谷間まで田として開発されていた様子がうかがえる。南西端には松尾坂と野井坂という2つの峠道が描かれている。松尾坂は40番札所観自在寺を参詣した遍路が歩く道、野井坂は番外札所の篠山権現に廻った遍路が歩く道で、二つの道は柿の木にあった庚申堂付近で合流する。村の中央には石垣を築き、少し高くなった所に建てられた曲り屋の庄屋所、その正面に川を挟んだ街道沿いに宇和島藩の法令を掲げた御制札場が見える。