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絵画 / 油彩画 / 昭和以降 / 日本

松本 竣介  (1948)

まつもとしゅんすけ

1947(昭和22)年

画布,油彩

116.2×90.5

1枚

竣介の最晩年作品の一つ。一見すると今までの仕事を否定するかのように、画風をがらっと大胆に変えている。
戦中、褐色と黒の絵の具と画布を庭の防空壕に埋めて守ったと伝えられ、そこからこのような褐色と黒の作品が生まれたと考えられる。戦後、一方では美術家組合の結成を提唱し、また制作では過去の作風にとらわれず新たな表現を積極的に試み模索した。そんな中、36歳の若さで帰らぬ人となる。しかし、彼は今までの仕事を否定したわけではなかった。かつて彼は「線は僕の気質なのだ」と述べたことがある。こうして、晩年に再び若い頃のような「線」を基調とした作風に還ったのは、結局のところ生涯にわたって線が彼の「気質」であったことを物語っているのかもしれない。

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キーワード

竣介 / 松本 / としゅ /

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