消息 廿日 「びんぎながら」
しょうそく はつか びんぎながら
概要
消息 廿日 「びんぎながら」
しょうそく はつか びんぎながら
芳春院(前田 まつ) (1547-1617)
ほうしゅんいん まえだ まつ
日本
江戸時代初期/1600-1614
紙本墨書
34.2×52.6cm
1
広島県廿日市市大野亀ヶ岡10701
海の見える杜美術館
金沢藩主前田利家の正室、前田まつの折紙消息。利家は豊臣五大老の一人であったが、その死後嫡男利長の時に家康に対する配慮から、芳春院は人質として十五年間江戸で過ごした。この消息は江戸在住中と考えられ、宛名は帯封を切ったので「かも□」と不詳である。二人の小袖を送る祝儀の内容で、「ひせん事」は備前守利長かと思われる。
(『名筆へのいざない―深遠なる書の世界―』海の見える杜美術館2012 解説より)
所蔵館のウェブサイトで見る
海の見える杜美術館