城山遺跡241号住居跡出土の冨壽神寶ほか2点
しろやまいせきにひゃくよんじゅういちごうじゅうきょあとしゅつどのふじゅしんぽうほかにてん
概要
城山遺跡の住居跡から出土した、皇朝十二銭の1つである冨壽神寶2点、鉄鎌1点と土錘1点。
冨壽神寶は、皇朝十二銭の5番目に製造された銭貨で、初鋳は818年。この冨壽神寶は、現在、全国で700枚ほど発見されているが、県内では10枚にも満たない稀少なもの。今回は2枚の冨壽神寶が同時に発見されており、大変貴重な資料。
また、この銭貨は、出土の様子から、本来のお金での価値や目的ではなく、祭祀的な目的で使用されたものと推定される。