重箱獅子
じゅうばこしし
概要
武並神社の例大祭に奉納されてきた獅子舞。例大祭は野井地区の氏子でもある各組が順番に当番を務め、当番組から選ばれた20歳以前の青年男子が、拝殿で、笛と太鼓のお囃子にのって、雄雌の獅子頭と袱紗をかぶって舞い納める。獅子頭は重箱を模した木枠に、和紙を張子状に張り重ねて柿渋で固めた面を上顎部の側面に糸で括り付けて固定したものである。歯は上顎・下顎とも竹が打ち込まれている。このほか麻紐を赤く染めたたてがみとチャボの羽根、雄にはさらに角が付く。毎年、表面の色紙等による装飾を新しく張り直して使用する。