亀山城本丸東南隅櫓 附 鬼瓦
かめやまじょうほんまるとうなんすみやぐら つけたり おにがわら
概要
亀山城は、『九九五集』によると関実忠が文永2年(1265)に若山(亀山市若山町)に「築塁」したことに始まり、天正18年(1590)城主となった岡本良勝により、現在地に本丸・二之丸・三之丸からなる城が整備されたとされる。宝永7年(1710)の「亀山拾冊之内亀山御城武具不残並御手前武具覚 亀山御入府以来所々番所掟並町廻等之覚」では、本丸東南隅にあたる位置にある建造物として「多聞南櫓」が記載されており、内部に納められる武具の一覧が示されている。本建造物が武具庫として使用されていたことを示す。