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川辺の風景

かわべのふうけい

概要

川辺の風景

かわべのふうけい

油彩画

ドービニー、シャルル=フランソワ  (1817-1878)

どーびにー、しゃるる=ふらんそわ

フランス

1874年

油彩、カンヴァス

31.5×56.5cm

1

画面に横たわる川の水面。遠方には木立の緑と青い空。釣り人が一人、川辺に佇む。十数羽のあひるの群れが、作品の平和で穏やかな印象と調和している。画家の視線は、ローアングルで、地面に近く低い安定した視点から風景を捉えている。まさにドービニーの描く川の景色の典型である。1857年に小舟を買い、故郷に近い川のそばに移住した彼は、晩年にはフランス各地の川の景色を求めて旅行し、よく小舟の中から水面の風景を写し取ったりしていた。横長の低視点の画面は、そうした彼の趣向を反映しているといえる。

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