文化遺産オンライン

海辺の船

うみべのふね

概要

海辺の船

うみべのふね

油彩画

モネ、クロード  (1840-1926)

もね、くろーど

フランス

1881年

油彩、カンヴァス

82.0×60.0cm

1

1880年代の初めにモネは、ある転機を迎えていた。1879年、妻を失い、翌80年にはサロン出品をめぐってドガと対立、印象派展への出品をとりやめた。本作が描かれた81年も参加を断っている。そうした時期にモネを引き寄せたのは、幼い頃から親しんだノルマンディーの海であった。本作はこの年の春、滞在したフェカンで描かれたもの。心の暗雲を吹き払うかのような陽光満ちわたる空と、岸に乗り上げた帆船の黒いシルエット。ノルマンディーの明るい空と海はモネの画興を誘い、翌年のプールヴィルの連作へと続いてゆく。

海辺の船をもっと見る

モネ、クロードをもっと見る

公益財団法人 東京富士美術館をもっと見る

キーワード

モネ / フランス / 連作 / 描く

関連作品

チェックした関連作品の検索