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お供馬の衣装・道具

おともうまのいしょう・どうぐ

概要

お供馬の衣装・道具

おともうまのいしょう・どうぐ

有形民俗文化財 / 昭和以降 / 愛媛県

昭和以降

立体

全長220cm×高さ183cm

一式

愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2

愛媛県歴史文化博物館

「お供馬」は毎年10月第3日曜日に今治市菊間町浜の加茂神社例大祭の中で行われる。行事に参加した馬が、神輿行列にお供して御旅所まで行くことからそのように呼ばれるが、地元では「走り馬」とか「走り込み」とも言われる。菊間はかつて京都上賀茂神社(賀茂別雷神社)の荘園で、「お供馬」も500年以上の歴史があるといわれる。実際、現在でも上賀茂神社競馬会には「菊万荘」の名前の馬が出走するが、歴史的にも京都と関係性が深く、競馬会の費用負担と、馬の供出を行っていた。これまで菊間町誌など多くの書籍には「お供馬」の由来は明応4(1495)年の遍照院の古文書の中に「侍競馬」が出てくると紹介されてきたが、実際に「侍競馬」の記述は、遍照院所蔵文書の中の文政9(1826)年「遍照院鎮守賀茂大明神勧請謂書」に明応4年と記述されていることが最近確認された。つまり江戸時代後期には既に室町時代から行われている伝統行事であると認識されていたようである。なお、文亀元(1501)年の遍照院文書に「加茂の馬場」の記述があって、この頃には馬場があったことは確実性が高いといえるが、そこで現在のような「お供馬」が行われたかどうかは定かではない。このように加茂神社文書からは少なくとも18世紀後半には現在と同じような形でお供馬の走り込みが行われていたことがわかっている。

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キーワード

神社 / 神輿 / 行う / 競馬

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