玉出のだいがく 附 板絵彩色玉出のだいがく祭礼図(本絵・下絵)
たまでのだいがく つけたり いたえさいしょくたまでのだいがくさいれいず(ほんえ・したえ)
概要
玉出のだいがく 附 板絵彩色玉出のだいがく祭礼図(本絵・下絵)
たまでのだいがく つけたり いたえさいしょくたまでのだいがくさいれいず(ほんえ・したえ)
大阪府
昭和/1970
本絵:板絵、彩色、画面右上に「玉出台額最後の懐姿 明治四十年夏祭、昭和四十五年起算 六十四年前」、画面左端に「平太郎 ㊞」と書入れあり。
下絵:板絵、彩色
本絵:縦94.8㎝ 横181.4㎝(画面:縦76㎝ 横162.3㎝)
下絵:縦68.6㎝ 横168㎝
2面
大阪府大阪市西成区玉出西2-1-10
大阪府指定
指定年月日:19720331
昭和45年、作者から生根神社へ奉納
宗教法人生根神社
有形民俗文化財
この絵は明治40年(1907)の祭礼の様子を氏子の一人であった塩田平太郎さんが記憶にとどめて置き、昭和45年(1970)に64年前の記憶を甦らせて日本画の岩絵具で描いたものである。まず始めに下絵を合板に描き、これをもとに本絵を描いたものである。双方ともだいがく5基が描かれてこれを担ぐ人々、見物人、物売りなど、およそ二百人から三百人の人々を丁寧に描いている。下絵と本絵では「だいがく」の先端の「だし」が異なったり、背景の家屋や人々の書き込みが異なったりしている。恐らく下絵を描いて関係者に見せた上で、訂正を行ったと考えられる。