唐文螺鈿菓子取
からもんらでんかしとり
概要
唐文螺鈿菓子取
からもんらでんかしとり
木,漆,貝
【1】直径12.6cm×高さ1.8cm
【2】直径12.6cm×高さ1.9cm
【3】直径12.5cm×高さ1.9cm
【4】直径12.4cm×高さ1.9cm
【5】直径12.5cm×高さ1.8cm
5枚
富山県高岡市古城1-5
資料番号 3-03-02-1
中国風の人物や風景を螺鈿細工で表現した琉球漆器とみられる銘々皿である。
沖縄県立博物館と浦添美術館に蔵品されている琉球漆器の花台、床卓、文箱、食篭、硯屏の木地作りの形姿。さらに、箔絵、螺鈿、堆錦で表現された唐風模様、また器形の中に埋め込まれたアンペラ、周囲の糸面作りや全体の雰囲気など、すべてが明治期の勇助塗に極似している。「勇助塗」は高岡漆器の代表的な技法であり、そのルーツを考えるうえでも貴重な資料となる(『高岡漆物語』)。