勝坂遺跡
かつさかいせき
概要
相模川の流れをのぞむ相模原台地西縁に所在する縄文中期の集落跡である。大正年間以降の調査によって、遺構・遺物が集中するA・B・C・Dの4地点が確認されており、中期中葉から中期末までの長期間にわたって安定した集落の営まれていたことがわかる。出土土器は「勝坂式」として、中部・関東地方における縄文中期中葉の標準型式とされている。
<昭和55年5月追加指定>
勝坂遺跡は、我国の繩文時代中期を代表する遺跡である。今回その東側に敷石遺構や配石遺構が発見され、遺跡が拡がっていることが確認されたので、この部分を追加指定する。