銅造勢至菩薩立像
どうぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
概要
もと阿弥陀三尊の両脇侍であったと考えられる観音・勢至の二菩薩像で、それぞれ本体は蓮華座及び蓮茎を含めて一鋳とする。球形に近い頭部に初々しい童貌を表し、細身の体躯は簡潔な象形で、稀にみる瀟洒な全体観をみせる。また細い手指の造りや天衣・瓔珞【ようらく】等、宝冠や光背の透彫の精緻な彫技と共に鏤刻の粋を示す。隋代金銅仏の一傾向を示すばかりでなく中国金銅仏の中で繊細華麗な面を代表する作品として注目される。
どうぞうじゅういちめんかんのんりゅうぞう
もと阿弥陀三尊の両脇侍であったと考えられる観音・勢至の二菩薩像で、それぞれ本体は蓮華座及び蓮茎を含めて一鋳とする。球形に近い頭部に初々しい童貌を表し、細身の体躯は簡潔な象形で、稀にみる瀟洒な全体観をみせる。また細い手指の造りや天衣・瓔珞【ようらく】等、宝冠や光背の透彫の精緻な彫技と共に鏤刻の粋を示す。隋代金銅仏の一傾向を示すばかりでなく中国金銅仏の中で繊細華麗な面を代表する作品として注目される。
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