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薄紅地鱗丸龍雲模様厚板唐織

うすべにじうろこがんりゅうくももようあついたからおり

概要

薄紅地鱗丸龍雲模様厚板唐織

うすべにじうろこがんりゅうくももようあついたからおり

染織 / 能楽 / 江戸 / 東京都

江戸後期・19世紀/1808

丈146.7 裄69.0

1領

渋谷区千駄ヶ谷4-18-1 国立能楽堂

収蔵品番号 NS91

未指定

 加賀藩主前田家に伝来した能装束の一領である。薄紅の地に茶・白・浅葱・萌黄・紫を濃淡様々な色で鱗模様とし、さらに丸龍文と如意雲文を交互に織り表している。
 附属する畳紙に「十二/御地色絵鱗形/御厚板唐織 壱ツ/模様色絵丸龍雲/文化五年新出来」と墨書があり、加賀前田家伝来の能装束群に共通する「厚板唐織十一番」「貴 厚板唐織第六番」等の貼札もみられる。この畳紙によって、文化5年(1808)に新調されたことが判明する。加賀前田家に伝来した能装束群の畳紙墨書では、文化5年より前の年紀のものが確認されていない。それは同年1月15日に金沢城二の丸御殿が焼失したためで、その際に能道具の多くも失われたであろうことが推定されている。

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キーワード

畳紙 / 装束 / / Shibuya

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