船津胎内樹型
ふなつたいないじゅけい
概要
森林地帯に溶岩流や火砕流が流れ込んで,もとの木の部分が燃えて残った空洞を溶岩樹型と呼ぶ。立木の場合も倒木の場合もある。船津胎内樹型は富士の噴火による溶岩中に形成されたもので,樹木の再溶融による”胎内”の象徴でもある肋骨状の模様が顕著である。神社の奥から,胎内を抜ける観察路も用意されている。
上記ノ熔岩樹型ハ曽ヲ冨士山麓ニ森林ヲナシタル樹木ノ幹枝カ冨士山活動ノ際流出シタル熔岩流ニ包マレテ木質焼盡シ幹枝ノ型像ヲ熔岩冷結後ニ留メタルモノナリ吉田胎内ニハ樹型ニ伴ツテ天然木炭ヲ発見ス此等ノ現象ハ火山活動ノ副現象トシテ學問上殊ニ興味アリ且研究資料トシテ有益ナルモノナリトス