東和町ゲンジボタル生息地
とうわちょうのげんじぼたるせいそくち
概要
北上川の上流域の一支流である鱒淵川の清流約4キロにわたって、昔から多数のゲンジボタルが発生していたが、一時農薬等により減少した。しかし、昭和44年ホタル保存会が結成され、村民あげての保護運動により、現在ではホタルの発生最盛期である6月末から7月上旬には、非常に多数のゲンジボタルが発生し、ホタル合戦をみるまでに至っている。
この川には、カワニナが1平方メートル当り50から60匹と多数生息し、またカジカや淡水産エビ類等が生息するなどその保存状態は、すこぶる良好であり、他の生息地と比較しても遜色はない。なお、現在は町指定天然記念物として保存されている。