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開拓使札幌本庁本庁舎跡および旧北海道庁本庁舎

かいたくしさっぽろほんちょうほんちょうしゃあとおよびきゅうほっかいどうちょうほんちょうしゃ

概要

開拓使札幌本庁本庁舎跡および旧北海道庁本庁舎

かいたくしさっぽろほんちょうほんちょうしゃあとおよびきゅうほっかいどうちょうほんちょうしゃ

史跡 / 北海道 / 北海道

北海道

札幌市中央区

指定年月日:19671215
管理団体名:

史跡名勝天然記念物

 開拓使は、蝦夷[えぞ]地の開拓をつかさどるため、明治2年(1869)7月8日、政府の行政機関として設置された。その後、幾多の変遷をへて、その庁は、明治5年(1872)9月14日、札幌本庁と改称された。これより先、同年7月より、現在の北海道道庁構内を含む西4丁目から西8丁目までと、北1条から北6条までを敷地と定めて本庁舎新築の工事をおこし、翌明治6年(1873)10月29日、本庁舎と付属建物が完成したが、明治12年(1879)1月17日の火災で焼失した。明治15年(1882)2月8日、開拓使は廃止され、3県1局時代をへて、明治19年(1886)1月16日、新たに北海道庁が設けられ、同年7月15日、本庁舎新築の工事をおこし、明治21年(1888)12月14日に完成した。その敷地は、開拓使札幌本庁跡を縮小継承している。本庁舎は、明治42年(1909)1月11日の火災によって内部と屋根を焼失したが、外壁はそのまま残り、改変を加えて今日に及んでいる。
 最近、北海道道庁本庁舎新築工事中に、開拓使札幌本庁本庁舎の基礎杭跡と捨土台[すてどだい]の一部が発見されたので、その跡地と開拓使札幌本庁舎を実質的に継承した旧北海道庁の本庁舎を保存し、ながく明治年間の北海道開拓の意義を後世に伝えようというものである。

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