ポケットセキスタント
ぽけっとせきすたんと
概要
武雄鍋島家には、肩下げの皮ケースの付いたポケットセキスタントが2点残る。携帯用の小型六分儀(セキスタント)である。残念ながら1つは部品が欠品しているが、もう一方には「Negretti & Zambra London」が刻銘がある。「ガルハ焼入器」の同様のイギリス・ロンドンのネグレッティ&ザンブラ社製である。
江戸時代後期、佐賀藩武雄領が行なった貿易港長崎でのさまざまな物品購入の記録である「長崎方控」安政6(1859)年の注文に「セキスタント直引之事」という記載が見える。
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