鎧を身につけ剣を持つ貴族
よろいをみにつけけんをもつきぞく
概要
鎧を身につけ剣を持つ貴族
よろいをみにつけけんをもつきぞく
これらの銅版画は、画家の生前には未発表であったものである。ドラクロワの親しい友人で、美術史家で画家・彫版家であったフレデリック・ヴィヨ(1809-75)が原版を保存していたもので、ドラクロワの死後、1865年にこれらの6枚が1セットにまとめられて出版された。この版画集の表紙にもドラクロワの銅版画が刷り込まれている。ドラクロワはヴィヨからエッチングの手ほどきを受け、当初は二人の共同作業で版が制作されたことも多かったが、1832年以降は、ドラクロワが一人で彫版を手がけるようになった。
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