神明社 假殿
しんめいしゃ かりでん
概要
神明社は、伊勢神宮内宮の麻績御厨を鎮護する神社として勧請されたと伝え、近世には麻績郷十ヶ村の総社として崇敬された。
本殿は貞享元年(一六八四)建築の大型の神明造社殿で、拝殿は天保十一年(一八四〇)建築の木柄の太い簡素な建物である。假殿は宝暦十年(一七六〇)建築の本殿よりひとまわりり小さな神明造社殿である。神楽殿は元禄十一年(一六九八)建築の四方を吹き放した茅葺建物で、舞台は天明三年(一七八三)建築の全国的に見ても古い農村舞台である。
神明社は、建築年代が古い大型の神明造の本殿や、假殿、拝殿、神楽殿、舞台の社殿群が良好に保存されており貴重である。