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天徳寺 書院

てんとくじ しょいん

概要

天徳寺 書院

てんとくじ しょいん

宗教建築 / 江戸 / 東北 / 秋田県

秋田県

江戸後期/1806

桁行22.6m、梁間16.1m、一重、寄棟造、南面及び東面庇付、北面突出部附属、鉄板葺

1棟

秋田県秋田市泉三嶽根

重文指定年月日:19900319
国宝指定年月日:

天徳寺

重要文化財

天徳寺は、秋田藩主佐竹氏の菩提寺で、曹洞宗に属し、常陸佐竹氏の秋田転封にともなって、この地に移転した。
 境内には本堂、書院、山門、総門などがあって往時の伽藍の姿をよくとどめている。本堂は規模が大きな茅葺の堂である。間取りは八室構成で、その前面に土間を配し、曹洞宗本堂の特徴をもっている。書院は上段の間や茶室などを備え、藩主墓参のさいには休息所となった。総門、山門は蟇股、木鼻など細部に常陸地方の中世社寺建築の特徴が受け継がれている。
 天徳寺は曹洞宗に属する大規模な寺院として、伽藍の主要建物がよく残り、常陸地方の建築との関わりを示す細部もあって価値が高い。

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