藤江氏魚楽園
ふじえしぎょらくえん
概要
S53-06-036藤江氏魚楽園.txt: 作庭の年代は明らかでないが、「魚楽園記」によれば、園の命名は、文久2年(1862)であり、当時すでに庭景がととのっていたことから江戸時代中期ごろかと考えられる。
庭園は山麓に設けられており、池を庭景の中心とし、滝石組を山よりに据え、中島を配し、石橋を3か所に架す。池の周囲にカエデ、ツバキ、モクセイ、ソテツなど、下木にツツジを植栽し、背後の山のカエデ、アカマツ、スギなどの樹林とともに静寂幽邃な景観をもつ優秀な庭である。