荻堂貝塚
おぎどうかいづか
概要
S47-5-176荻堂貝塚.txt: 那覇市の北東約15キロ、沖縄本島東海岸中城湾にのぞむ標高約140メートルの丘陵上にある。遺跡は、この丘陵頂上直下の岩かげの小さな平坦地が中心部になっている。貝層は厚いところで1.2メートルに達し、各種貝類・魚骨・獣骨のほかに、石器・土器・貝製品が出土している。
この貝塚は大正8年東京帝国大学が発掘調査し、沖縄における貝塚として最も著名なものの一つであり、本土の繩文時代後期に並行するもので、その出土品は南島先史時代研究の標準資料であった。