壱岐鉢形嶺経塚出土品
いきはちがたみねきょうづかしゅつどひん
概要
壱岐鉢形嶺から出土した石造弥勒如来坐像、台座共を中心とした一括遺物である。滑石製の一材彫成の像で、高さ五四・三センチを測る。右肩より背面腰部に刻された延久三年(一〇七一)に始まる銘文からして、経塚出土品とみられる極めて稀有なものである。像内には、如法経(法華経)を納入したと目される。また台座には弥陀の九品往生の願いをあらわし、全体として当時の複合した信仰形態を示した学術的に貴重なものである。
いきはちがたみねきょうづかしゅつどひん
壱岐鉢形嶺から出土した石造弥勒如来坐像、台座共を中心とした一括遺物である。滑石製の一材彫成の像で、高さ五四・三センチを測る。右肩より背面腰部に刻された延久三年(一〇七一)に始まる銘文からして、経塚出土品とみられる極めて稀有なものである。像内には、如法経(法華経)を納入したと目される。また台座には弥陀の九品往生の願いをあらわし、全体として当時の複合した信仰形態を示した学術的に貴重なものである。
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