吉田松陰自賛
よしだしょういんじさん
概要
吉田松陰が野山獄の役人に贈った書。松陰は安政の大獄により江戸へ送られる直前、複数描かれた自分の肖像の上に「賛」と呼ばれる文章を書いた。「至誠にして動かざるは、古より未だ之れ有らず」などと、孟子をはじめとする古代中国の思想を意識した言葉が随所に見られる。この書は、松陰が「賛」だけを記した珍しいもので、安政6年(1859)5月下旬、野山獄で世話になった役人の福川犀之助に与られえた。こうした経緯から、この書は「福川本」と呼ばれている。
よしだしょういんじさん
吉田松陰が野山獄の役人に贈った書。松陰は安政の大獄により江戸へ送られる直前、複数描かれた自分の肖像の上に「賛」と呼ばれる文章を書いた。「至誠にして動かざるは、古より未だ之れ有らず」などと、孟子をはじめとする古代中国の思想を意識した言葉が随所に見られる。この書は、松陰が「賛」だけを記した珍しいもので、安政6年(1859)5月下旬、野山獄で世話になった役人の福川犀之助に与られえた。こうした経緯から、この書は「福川本」と呼ばれている。
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