絹本墨画淡彩高士遠眺図
けんぽんぼくがたんさいこうしえんちょうず
概要
本図は筆者を元時代の孫君澤と伝えるが、柔軟な筆法や湿潤な空間表現は優れており、彼とは別の南宋院体山水画様式を継承した一高手の作とすべきものである。ともあれ数少ない院体山水画の大作の遺例であり、南宋の院体系山水画様式の元時代への展開を示す重要な作品と目される。もと大徳寺塔頭【たつちゆう】養徳院に伝来したものである。
けんぽんぼくがたんさいこうしえんちょうず
本図は筆者を元時代の孫君澤と伝えるが、柔軟な筆法や湿潤な空間表現は優れており、彼とは別の南宋院体山水画様式を継承した一高手の作とすべきものである。ともあれ数少ない院体山水画の大作の遺例であり、南宋の院体系山水画様式の元時代への展開を示す重要な作品と目される。もと大徳寺塔頭【たつちゆう】養徳院に伝来したものである。
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