神社合祀反対演説草稿
じんじゃごうしはんたいえんぜつそうこう
概要
本資料は、明治39年(1906)から内務省により推進された神社合祀政策に対して、南方熊楠(1867~1941)の神社合祀反対運動に関するもので、和歌山県日高郡選出の衆議院議員・中村啓次郎(1867~1941)の第28回帝国議会(1912年)における質問演説の草稿である。ミシン目状の押界の間に、極小の文字でぎっしりと記され、複雑に挿入・修正がなされている。熊楠は、明治42年(1909)秋ころから合祀反対運動を始め、同様の内容を新聞・雑誌などで意見を発表したり、官吏や神職に口頭で申し入れを行っている。